【新唐人2010年8月26日付ニュース】中国・甘粛省の舟曲(ドゥクチュ)県で大規模な土石流が起こって2週間あまりになります。犠牲者は当局の発表をはるかに超える1万名だともいわれますが、この被災地のように大規模な土石流の恐れのある場所は、中国に1万6000ヶ所もあるそうです。
甘粛省で大規模な土石流が起こった後、四川省や雲南省、遼寧省など中国各地で土石流が相次ぎました。
中国地質環境監測院によると、今回の被災地のような危険な場所は中国に1万6千ヶ所以上、小規模のものも入れると危険な場所は20万ヶ所に上ります。
水利専門家 王維洛
「四川の2万ヶ所以上が土石流の恐れがあり、、重慶では9千ヶ所以上、雲南も2万ヶ所以上。中国全土では20万ヶ所が危険です」
当局によると、今年の前半の中国の地質災害は、去年の同時期よりも10倍近く増加。過去20年、中国で土石流が多発している理由を、王さんはこう述べます。
水利専門家 王維洛
「1 大量の木の伐採2 大量の道路建設3 水力発電所建設4 鉱山開発 」
自然災害から教訓を汲み取ろうとしない、と王さんは中国政府を非難します。災害が起こっても、根本の原因を探らないため、何度も同じ過ちを繰り返すのだそうです。
王さんは、自分の家の位置が異常気象が起こっても安全なのかどうか、衛生写真で自分で判断すべきだと呼びかけました。
新唐人記者がお送りしました。
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